
Change / This Is Your Time
Urban Funkが最高潮へ向かうChange後期の完成形
洗練されたUrban Funkが最高潮へ向かうChange後期の隠れた名曲。1983年、DiscoからBoogie、そしてUrban Funkへと時代が滑らかに移行していく只中で、Changeが到達したひとつの完成形…それが今回レコメンドする This Is Your Time です。ParadiseやSearching、The Glow Of Loveといった初期の華やかなヒットの影に隠れガチですが、本作は知る人ぞ知るでは片付けられない完成度を誇る、まさに玄人好みの1曲となっています。
シャープなシンセと極太ベースが生む推進力
針を落とした瞬間、シャープに切り込むシンセサイザーのイントロが空気を一変させ、間髪入れずに躍動感あふれるシンセ・ベースがグルーヴを牽引します。重心は低すぎず、それでいて芯は極太っ!スラップ気味に弾むベースと煌びやかなシンセが絡み合い、フロアにもリスニングにも対応する絶妙なバランス感覚を生み出していますね。4枚目のアルバム期ならではの、余計な装飾を削ぎ落とした洗練がココにはあります。
グルーヴで聴かせ切る大人の構成力
ブレイク・パートでは、リズムセクションのタイトさが一層際立ち、思わずカラダが前のめりになるような推進力を発揮っ!派手な展開に頼らず、グルーヴそのもので聴かせ切る構成は、長年クラブ・ミュージックと向き合ってきたChangeだからこそ出来るサウンドであり、プロデュースを手がけたJacques Fred Petrus & Mauro Malavasiの美学が隅々まで行き届いた仕上がりとなっています。
自己肯定感を刺激するポジティブなメッセージ
リリックはタイトル通り「今この瞬間はアナタのモノだっ!」という、ポジティブで前向きなメッセージ。80年代前半、NYのクラブやラジオでは、こうした自己肯定感を刺激する楽曲がフロアの熱量を支えていました。メジャーなヒットチャートを賑わせるタイプではないものの、DJたちの現場感覚にシッカリと寄り添う1曲として、Promo盤だけで12インチが制作された点も頷けます。
Promo Only 12インチで味わう真価
US盤はPromoのみ、Long VersionとShort Versionをカップリング。特にLong Versionでは、この曲本来のグルーヴの良さを余すところなく味わえる構成になっており、自宅でじっくり聴くも良し、現代のDJセットに忍ばせるも良しの内容です。ChangeのDiscoレガシーを一段深いトコロで体感したいなら、間違いなく手にしておきたい12インチですね。

























