
Crown Heights Affair / Say A Prayer For Two
スペーシーな導入から一気に燃え上がる激アツFunk Disco
スペーシーなイントロから一転、熱量MAXな激アツFunk Discoへ。Crown Heights AffairといえばDreaming a Dream、Every Beat of My HeartやDancin’等、Disco黄金期の現場に直結する名曲を連発してきたNYの強靭Funkバンドですが、その流れのド真ん中にありながら、いざ針を落とすと「コレはもっと語られるべき1曲だっ!」と確信出来るスマッシュヒットが、このSay A Prayer For Twoです。
不穏な空気から一気にフロアを掌握する展開力
まずシビレるのは、スペーシーで不穏な空気を漂わせるイントロです。シンセやエフェクトが空間を描いたかと思うと、次の瞬間、タイトなドラムがカツンっ!と芯を打ち、地を這うベースがうねり始める。ココでフロアの温度が一段上がるカンジ…想像できますよね〜。派手なストリングスでキラキラ装飾する商業Discoとは逆方向の、あくまでバンドの筋力で押し切るサウンドなのに、音の配置は驚くほど洗練されていて、隙間の美しさまで楽しませてくれます。
DJが唸る「間」とミックスのしやすさ
DJが重宝する理由はまさにココで、キックとベースの間、ホーンが抜ける瞬間、パーカッションの余韻、その「間」がミックスのノリを確実に加速させます。そしてCrown Heights Affairの真骨頂であるホーン・セクションっ!激アツなのに雑じゃない、フレーズのキレ味でグルーヴを前に押し出すタイプのホーンが、曲の高揚感を何度も更新してくるのがタマらないですね。
燃えるように走る中盤以降のピーク
中盤から後半にかけてパーカッションが熱を帯び、ヴォーカルがエフェクティブに響き始めると、曲は走るというより燃えるっ!ブレイクの展開も鳥肌モノで、フロアの空気を一気に引き寄せるチカラを持っています。リリックの核には享楽の夜に寄り添うような切なさがあり、ただ楽しいだけじゃなく、スピリットの重みがしっかりと残る内容が伝わってきます。だからこそ、クラブで鳴らしても軽薄にならないというワケですね。
12インチで完成するNY Disco/Funkの芯
Larry Levanが愛した本物のファンクネスとして語られるのも、単に踊れるからじゃなく、感情を揺らす密度がある本質を突いたサウンドだからなのでしょう。US盤12インチシングルはPromoのみでレア度が高い上、アルバム収録とは比較にならないほど、音圧と抜けの良いカッティングが施されています。ホーンの鋭さ、ベースの重心、キックがガツっ!と前に出る感覚が、12インチのフォーマットでイッキに立体化する。部屋で鳴らしても、フロアを想像しても強いっ!NY Disco/Funkの「芯」をカンジさせてくれる1枚です。






















