
Teena Marie / I'm A Sucker For Your Love
泥臭さと洗練が交差する、極上Punk Funkの衝撃。
Rick Jamesが送り出したTeena Marie鮮烈のデビュー
1979年、Teena Marieが放ったデビューシングル I'm A Sucker For Your Love は、単なる新人の第一歩ではないっ! MotownのレーベルオーナーBerry Gordyに見出され、当時すでにスターだったRick Jamesの全面バックアップで制作されたこの1曲は、Motownの歴史に新たなページを刻んだBoogieアンセムとなっています。Rick Jamesが築き上げていた攻撃的なFunkサウンドと、Teena Marieの圧倒的な歌唱力が初めて交差した記念碑的作品であり、その後の彼女のキャリアを決定づけた重要なデビュー作でもあります。
Rick James流「Punk Funk」が炸裂するグルーヴ
イントロから炸裂するのは、腰を直撃するファットなベースライン…。そこにキレ味鋭いギターカッティング、躍動するドラム、そしてサックスの華やかなフレーズが絡み合う。まさにRick James流「Punk Funk」の真骨頂っ! 泥臭くも都会的、荒々しくも洗練されたそのグルーヴは、針を落とした瞬間にフロアをロックする破壊力を持っていますね。複雑に絡み合うリズム隊とキャッチーなメロディとの絶妙なバランスは、後のBoogieや80s Funkへも大きな影響を与えたサウンドと言えるでしょう。
火花を散らすRick JamesとTeena Marieのデュエット
本作最大の聴きどころは、Rick JamesとTeena Marieによる圧巻のデュエットです。Rick Jamesの野太いシャウトに対し、Teena Marieはクリアで伸びやかなハイトーンで応戦する。その堂々たる歌唱は新人とは思えない存在感を放ち、2人の熱量がガチンコでぶつかり合いながら曲は後半へとボルテージを上げていく展開。サビで繰り返される「I'm a sucker for your love」のフレーズは、抗えない恋心をストレートに描き、シンプルながら胸を打ちますね〜。
先入観を覆した"アイボリー・クィーン・オブ・ソウル"
当時、アルバム Wild And Peaceful にはTeena Marieの写真が一切掲載されておらず、その歌声から黒人シンガーだと思われていたというエピソードも有名です。後に「アイボリー・クィーン・オブ・ソウル」と称されるコトになりますが、その先入観を吹き飛ばすホドのソウルフルな表現力が、このデビュー作にはすでに宿っていました。全米R&Bチャートでも好成績を収め、クラブやラジオでヘヴィープレイされたこの曲は、Disco後期のダンスフロアを熱狂させるコトに成功しました。
USオリジナル12インチで味わう本物のFunk
複雑なファンク・ビートを基盤にしながらも、メロディは非常にPopで華やか…。だからこそ45年以上経った今でも色褪せないっ! USオリジナル12インチシングルで味わうこの圧倒的な音圧とダイナミクス…。低域のうねり、ギターの粒立ち、ヴォーカルの生々しさ——デジタルでは決して再現できない質感がココにはあります。フロアユースはもちろん、リスニングでも胸が高鳴る1枚。盤面に針を落とせば、1979年の熱気がそのまま蘇る…。このグルーヴを体感せずに、Funkは語れないですよ。
